熊本は九州のほぼ中央に位置し、地理的にも恵まれた場所です。2011年には九州新幹線が全線開業し、博多駅から熊本駅までは最速33分、鹿児島中央駅からは最速44分と移動時間が短縮されたことで、生活の利便性もとてもよくなりました。
熊本県は「火の国」「水の国」と呼ばれています。実は、熊本県で暮らすと、「火」と「水」の恩恵が受けられるのです。熊本県は、世界有数のカルデラを誇る阿蘇があることから「火の国」と呼ばれています。さらに、阿蘇山の噴火によって形成された地層の賜物である湧水も県内になんと、1,000ヶ所以上もあります。この恵まれた水資源の宝庫である熊本県は「水の国」とも呼ばれています。
これだけでも、なんか凄そうな熊本県。「火の国」「水の国」の恩恵はこんなもんじゃないのです。
「火の国」がもたらす恩恵は、なんと言っても「温泉」。そう熊本県は温泉天国なのです。県内の各所で温泉が湧き、その数は110ヶ所以上!温泉に入りたくなったら、いつでもすぐに入ることができそうです。(熊本では、温泉のことを“おふろ”と呼ぶこともあるようです)
熊本県の北部には、古くから湯治場として親しまれている「山鹿温泉」や「玉名温泉」があり、阿蘇エリアには、阿蘇の雄大な自然を満喫できる「阿蘇・内牧温泉」。天草エリアには美しい夕陽で知られる「上天草温泉郷」。そして県の南部には風情のある温泉街「人吉温泉」など、県内のあちこちで特徴のある温泉を楽しむことができるのです。
熊本の温泉の魅力は熊本県地域振興課の記事をご参照。
もう、温泉の話だけでも最高な熊本が、さらに最高な理由があと2つもあります。それは「食」と「人」です。
「水の国」―。水が美味しいと言うことは、食べ物が美味しいに決まっているのです。はい、決定なのです。湧き出る豊富で美味しい水は、美味しい農産物や熊本ならではの食文化をもたらしています。代表格をいくつか紹介すると、国内生産量1位の「馬刺し」、辛味がクセになる「辛子蓮根」、赤身の美味しさが引き立つ「あか牛」。このあたりは知っている方も多いですよね。まだまだあります。熊本県にしか存在しないと言われる中華料理「太平燕(タイピーエン)」、復活を遂げた幻の地鶏・天草大王、にんにくチップとマー油が決め手の熊本ラーメン、挙げればきりがないほど、食べ物は美味しいのです。
そして、最後に「人」―。熊本県の人は優しくて、みんないい人で。って話ではありません。
熊本県人は別名「肥後もっこす」。「津軽じょっぱり」、「土佐いごっそう」と並び日本三代頑固と言われています。頑固―。一見ネガティブな言葉に聞こえますが、熊本県人の頑固さは「純粋で正義感が強く、生真面目。一本筋の通った人。」そんなイメージでしょうか。そんな「真の肥後もっこす」と出会ったときには、もう熊本の虜になること間違いなしです。
もう熊本県の魅力は大体分かったから、具体的にどこの市町村がいいの?そんな声にお答えして、編集部オススメ市町村6選をご紹介!
人吉市は熊本県南部の盆地にあり、山に囲まれその中心には球磨川という川が流れています。夏季はリバーアクティビティが充実しています。川に飛び込んで、自然を満喫したい方はラフティングやSUP、キャニオニングを。ゆったりと川の流れを感じたい方は、球磨川くだり「梅花の渡し」がオススメ!
また、人吉市は鮎と球磨焼酎の名産地。球磨川で獲れる天然鮎は塩焼きで食べると絶品です!少し苦みはありますが、内臓まで丸ごと食べることができます!また、盆地特有の寒暖差の激しい気候が熊本でも有数の米どころを作り上げ、500年以上前の室町時代から米焼酎造りが行われています。人吉市内には8つの蔵元があり、見学ができる焼酎蔵もあります。常圧蒸留・減圧蒸留・樽貯蔵など、200以上ある米で作る米焼酎。塩焼きと球磨焼酎の相性は抜群です!
荒尾市のNo.1スポットは荒尾干潟!夏にはテーラー体験やマジャク釣り大会が行われます。さらに不定期でサンセットカフェや干潟でヨガが開かれ、自然に触れ合えます。山に触れたい方は、季節を感じながらハイキングできると、健康のために毎日登る方も多い人気の山「小岱山」。整備された歩きやすい遊歩道もあり、気軽に自然を満喫できる身近な山です。果物の栽培が盛んで、春には梨の花ウォークが開催されます。梨以外ではオリーブの栽培が盛んで、オリーブ村では古民家カフェがあり、ゆったりとした雰囲気が味わえます!
山鹿市には、二千年にわたる米作りによる大地の記憶が残っており、そのストーリーは日本遺産として文化庁に認定されています。米作りを支えたのは、清らかでミネラル豊富な水。美しい渓谷や景観に恵まれた山間部では、キャンプなども楽しめます!豊富な温泉も自然の恵みです。泉質は、市内の各温泉地で少しずつ異なっているため、その違いを楽しむこともできます。四季折々の美しさに触れながら、ゆったりと癒される場所がすぐそこにあるまちです!
宇城市は海あり山ありで豊富な海産物や農産物に恵まれています。柑橘類やシャインマスカット、生姜、コノシロなどなど美味しいものが沢山あります!また、不知火(しらぬひ)町と三角(みすみ)町は海に面しており、海水浴場でキャンプしたり海辺で釣り三昧したりと、海好き釣り好きには持ってこいの地域です!空き家・空き地バンクにより移住者向けの受け皿を整備し、登録物件を購入・賃貸した場合の改修費用への補助制度(最大100万円)も準備しています。また、検索機能や360度画像など、見やすさ、使いやすさにこだわった「空き家・空き地バンク360(https://sumaibank.jp/uki/)」を公開しています。
天草市は、熊本県南西部に位置し、周囲を青く美しい海に囲まれた天草上島と天草下島及び御所浦島などで構成する天草諸島の中心部に位置しています。温暖な気候を生かした農業や、豊かな水産資源を活かした漁業を主として発展してきました。また、自然景観、南蛮文化やキリシタンの歴史など、多くの観光資源にも恵まれています!また、青く美しい海が広がる天草市五和町には、約200頭の野生のイルカが生息しており、人とイルカが共存している島です!
和水町には山と川、そしてキャンプ場もあり、カヌーや川遊びも楽しむことができます!また、家族風呂を中心とした個性豊かなお店が勢ぞろいの「三加和温泉郷」。全国有数のph値10前後を誇り、とろ~りとした湯が不要な角質や汚れを落とし、全身がつるつるすべすべに!温泉で開放された心と体で、興味のおもむくままに、気ままに過ごすのがオススメです!
どうでしたか?熊本県の魅力のほんの一部をご紹介しました。ちょっとでも熊本が気になった方はイベントなどが開催されていることもあるので、県のHPをチェックしてみてください!
熊本県 地域振興課