【後悔しない地方移住】後悔しない地方移住には事前準備が重要!地方移住前にするべき準備や注意点を解説
2022.06.01
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  • 編集部コラム

近年、雑誌やテレビでよく取り上げられている「地方移住」。

子育て環境の見直しや自然あふれる環境で暮らしたいなど、さまざまな理由から地方移住をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、地方移住をするとなると何から準備すべきかわからない方も多いでしょう。また、「地方移住をしたい」という思いだけでは、暮らしはじめてから後悔することも…。

そこで今回は、後悔しない地方移住を実現するための事前準備や注意点を紹介していきます。

地方移住の準備ですべきこと

地方移住は通常の引っ越しとは異なり、住居はもちろん周辺の環境も大きく変わります。そのため、移住後に後悔することのないよう、事前準備を入念に行いましょう。

地方移住の目的を明確に

地方移住をする際、目的を明確にしておくことが重要です。

移住を考えている方の中には、「なんとなく移住してみたい」というように、はっきりとした目的を持っていない方も一定数います。しかし、地方移住は都会と暮らし方が大きく変わる分、不便だ・嫌だと感じることは少なからずあるものです。何か嫌なことが起こった際、目的が明確でなければ都会に戻りたい、移住しなければよかったと考えてしまうかもしれません。

必ずしも明確な目的を持たなければならないという決まりはありませんが、移住生活に対するポジティブな気持ちを持ち続けるためにも目的を明確にしておくことが大切です。

情報収集をしっかりおこなう

移住生活を考えている方のほとんどが、頭の中で理想の暮らしを思い描いているでしょう。

理想の暮らしをイメージするのは大切ですが、仕事のやり方や通勤・通学が可能かどうか、病院へのアクセスなど現実的な暮ら方についても考えなければなりません。また、移住者の誘致に積極的な自治体では、移住に関する補助金制度を用意しているところもあります。

補助金の制度の詳細は、各自治体のホームページに記載されているケースが多いです。移住先の候補が決まったら補助金制度についても確認しましょう。

事前の情報収集を入念に行うと、補助金がもらえたり、不便さに困らない生活が送れたりとポジティブな効果をもたらします。

移住先を見に行く

移住先が決まったら、現地を見学するようにしましょう。

どんなにインターネットや自治体のホームページで情報収集しても、実際に行ってみないとわからない情報もあります。旅行者目線ではなく、満足して暮らせるかどうかという住民目線で見学を行うのがポイントです。

また、地域の人に話を聞いてみるのもおすすめです。実際に暮らしている人目線の有益な情報を得られたり、相手の雰囲気でどのような場所かのイメージを掴んだりするきっかけにもなります。

いきなり移住はハードルが高い…。という方は、ワーケーションなどで一度訪れてみるのもよいでしょう。

関連記事「お得にワーケーション体験ができる自治体3選!今ワーケーションが注目されるワケ」

各自治体の相談窓口に問い合わせる

相談窓口では仕事や空き家の紹介、補助金制度の紹介などに対応しているところもあり、積極的に活用しましょう。地方移住はインターネットに出てこない情報も多数あるため、地域の事情や補助金制度、移住のノウハウについての知識がある担当者に話を聞けるのは貴重な機会だといえます。

移住を検討しているがどこに相談すべきかわからないという場合は、自治体の相談窓口に問い合わせてみるといいでしょう。

また、東京・有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」は、全国各地域の地方暮らしに関する資料も充実しており、移住先が未定の方の相談も行っています。

ふるさと回帰支援センターサイト:https://www.furusatokaiki.net/

地方移住前に確認したい注意点

地方移住に関してきちんと事前準備をしたつもりでも、住んでみるとイメージと違う、思っていたよりも不便に感じるという問題が起こりがちです。ここでは、地方移住計画で見落としがちな注意点について紹介します。

家族の合意は得られているか

地方移住に強い憧れがあると、ついつい他人の意見が耳に入らなくなってしまうものです。しかし、家族も一緒に移住するとなると、自分だけでなく家族全員の生活環境が大きくかわることになります。

そのため、家族の合意が得られていない状況で移住計画を進めるのではなく、全員が納得するまで根気よく話し合いをするのが大切なのです。

どのように仕事をするか

地方移住を検討する際は、どのように仕事をするかが重要なポイントです。

働いている会社を辞めずにリモートワークで勤務できれば問題ありませんが、仕事を辞めて移住した後に仕事を探そうと考えている方は注意が必要でしょう。

地方では都会のように豊富な求人があるわけではなく、求める給与や勤務形態の仕事見つからない可能性があります。また、地方移住では都会よりも生活費が抑えられると考えられがちですが、車の維持費やガソリン代などの出費が発生します。場合によっては都会とほとんど生活費が変わらない、または高くなるケースもあるため、無職の状況が続くと生活が苦しくなるでしょう。

移住先で毎月いくらの生活費がかかるのかをシミュレーションし、働き方を考えてから移住するのがおすすめです。

年間の気候はどうか

地方移住で後悔しがちなポイントに年間の気候を考慮していなかったというのが挙げられます。

移住先が決まったら現地を見学するのがおすすめですが、年間を通して何度も見学する方はほとんどいないでしょう。たとえば、過ごしやすい4~5月、9~10月に見学すると、自然の豊かさを感じられていい印象を持つものです。

しかし、場所によっては冬に大量の雪が積もる地域もあります。豪雪地帯では、外出前に1時間の雪かきをしなければならない、車の運転が危険になる、スタッドレスタイヤが必要で高額な出費が必要になる……などさまざまな問題が起こります。

自然の豊かさ、厳しさの両方を直接感じられる地方での暮らしは、年間の気候について情報を確認しておくのが注意点といえるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は後悔しない地方移住をするための事前準備や注意点について解説しました。自然の中でのんびり暮らせるイメージのある移住生活ですが、目的を持っていない、事前準備を丁寧にしていないとなると、住みはじめてから後悔することがあります。

理想通りの移住生活を実現するためにも、入念な事前準備、注意点を理解して計画を進めましょう。

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