地方で起業がアツい! 地方で起業をするメリットとデメリット(前編)
2022.07.22
  • ビジネス
  • 編集部コラム

最近地方で起業をする人が増えています。
起業を考えている人の中には、「地方で起業するメリットとデメリットが知りたい」 「自分は地方で起業してやっていけるのかな?」と思う方もいるでしょう。

この記事では、地方で起業をする場合のメリットとデメリット、地方での起業が向いている人と向いていない人について解説します。地方移住をして起業を検討している人は、ぜひご一読くださいね。

地方で起業するメリット

まず、地方で起業するメリットについて解説します。地方で起業するメリットは、以下の3つです。

・初期費用が抑えられる
・ライバルが少ないので成功しやすい
・補助金や助成金といった金銭的なサポートを利用できる

順番に解説していきますね。

初期費用が抑えられる

初期費用が抑えられるのが地方で起業するメリットの1つです。
起業するにあたって、職種によっては事務所を構える必要がありますよね。都心で事務所を構えるとなると、数十万円の家賃がかかることも。しかし、地方は家賃が安いため都心に比べて事務所の家賃などが大幅に抑えられます。
事務所の家賃だけでなく駐車場代なども都市に比べて低価格です。そのため、初期費用を抑えることができるのです。

ライバルが少ないので成功しやすい

地方では起業する人がまだまだ少ないため、ライバルが少なく成功しやすいとも言えます。
もちろん、ただ起業しただけでは成功できるとは言えません。しかし、 地域のコミュニティに馴染み、信頼されるような人になれば口コミなどからお客様が集まることも多くあるのが、地方での起業の特徴です。

補助金や助成金といった金銭的なサポートを利用できる

地方では自治体ごとに、起業に関する補助金や助成金の制度を設けているところもあります。
もちろん条件はありますが、条件に当てはまれば金銭的なサポートを受けられるので、安心して起業できますね。
詳しい制度については「地方で起業がアツい!地方で起業をするメリットとデメリット(後編)」でご紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

地方で起業するデメリット

次に地方で起業するデメリットについて解説します。

職種によっては地域で理解されにくいことがある

デメリット1つ目は、職種によっては地域で理解されにくいことがあります。
なぜなら、地方は都心に比べてデジタル化が進んでいなかったり、情報の格差あったりするのが現状です。特に Web系の仕事や、コンサル、マーケティングといったカタカナが使われるような仕事はなかなか理解されないことがあります。

情報を集めにくいことがある

デメリット2つ目は、地域の情報を集めにくいことがあります。
お店の情報などがネットで調べても出てこない、最終更新が何年も前で今もやっているのかわからない、などネットでの情報は不確実なものが多いです。そのため、起業を考えている地域に同じような職種の人がいるのか、顧客になりそうな層はいるのか、といった地域に関する情報を集めにくいことがあります。

職種によっては顧客が限られるので売上を上げにくい

デメリット3つ目は、職種によっては顧客が限られるので売上を上げにくいということがあります。
都心で当たり前に仕事になっていたものも、地方ではお金を払ってやってもらうという概念がない場合があります。また、ホームページなど都心の会社では当たり前にあるものが、地方では必要と思われていないケースも。地域のニーズに合っていないと、売り上げがなかなか上がりません。

地方での起業が向いている人

次に地方での企業は向いている人について解説します。地方での起業が向いている人は、以下の3つです。

・地方ならではの特性を理解している人
・コミュニケーションが得意な人
・自分のペースで起業したい人

それぞれ解説していきますね。

地方ならではの特性を理解している人

地方での起業が向いている人の特徴1つ目は、地方ならではの特性を理解している人です。
なぜなら、地方では都心と同じやり方ではなかなか成果が出ません。そのため地方ならではの特性を理解している人が起業をして成功しやすいと言えるでしょう。

コミュニケーションが得意な人

地方での起業が向いている人の特徴2つ目は、コミュニケーションが得意な人です。
なぜなら、地方にはすでにコミュニティが出来ていることが多くあります。そのため、すでにあるコミュニティと良い関係が築けることで、自分の事業を口コミで広めてもらえる可能性があるのです。地方ではネットの口コミよりも、知っている人から紹介されたという理由でサービスを利用するということもよくあります。コミュニケーションが得意な人であれば、どんどんコミュニティに溶け込み、信頼関係を築けるので、起業後スムーズに事業が進む可能性が高いです。

また、良い関係性が築けていると、起業に必要な備品を安く譲ってもらえるなど、売上以外の面でもメリットがあります。

自分のペースで起業したい人

自分のペースで起業したい人にも地方での起業が向いています。
地方では良くも悪くも時の流れがゆっくりです。そのため、周りに流されずに自分のペースで起業したい人にはぴったりの環境と言えます。また、生活コストも低く済むので、起業の準備で収入がない期間があったとしても、都心で生活するよりは貯金の減りがゆるやかなので、精神的にも安心できるでしょう。

地方での起業が向いていない人

地方での起業が向いていない人は以下の2つです。

・効率よく売上を上げたい人
・地域のコミュニティへ参加するのが苦手な人

それぞれ解説します。

効率よく売上を上げたい人

効率よく売上を上げたい人は、地方での起業があまり向いていません。
なぜなら、地方はそもそも顧客となる人の数が少ないです。どんな仕事でも回転率よりは、顧客1人1人と信頼関係を築き、長くお付き合いができるようにしていくことが重要です。そのため、どうしても効率良く売上を上げるということが難しくなってしまいます。

地域のコミュニティへ参加するのが苦手な人

地域のコミュニティへ参加するのが苦手な人も、地方での起業はあまり向いていないと言えます。
地方では、人と人の繋がりが大切にされているので、コミュニティに参加できないとなかなか心を開いてもらえないという点があります。そのため、地域のコミュニティへの参加が苦手な人は、人間関係が濃い地方で起業をすると苦労が多くなるかもしれません。

まとめ

この記事では、地方で起業するメリットとデメリットについて解説しました。
デメリットもありますが、何よりも地方にはライバルが少ないことが多いです。ドライな関係よりも、心を開いて密度の高いコミュニケーションがとれれば、地方での起業が成功に近づくでしょう。

地方で起業を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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